SENSELESS DRAWING BOT (2011)



この作品は二重振子のカオス性をもった動きを利用し、スプレーを用いてダイナミックに抽象的なラインをリアルタイムに描画する、自律生成型ドローイングマシンである。二重振子を取り付け、独自に改造を施した電動スケートボードが、振子の支点に取り付けたロータリーエンコーダによって振子の向きを判断し、左右に運動することで振れ幅を増幅させ、振子の運動量がある閾値を超えると、瞬く間に壁面へ描画を行う。動作の原理はいたってシンプルである。 この作品では、現代の表現として世界で広く認知されている『グラフィティ』と呼ばれる落書き行為における、人間の身体や主張を排除し、描画プロセスに宿るダイナミズムを抽出することで、その行為を模倣する。即興性や、記号性、ヴァンダリズムとしての側面といった要素のみを提示することで、この行為の本質は一体どこにあるかを探り、新し解釈につなげることを試みる。


製作過程の写真を記載しているTumblr

thisisnotagraffiti.tumblr.com

山口崇洋との共同制作

yang02.org